BTS(防弾少年団)の原爆(原発)Tシャツの意味とは?謝罪した?Mステ降板、紅白は?

 

日本でも大人気の韓国のアイドルグループ、BTS(防弾少年団)ですが、反日を意味する原爆Tシャツをメンバーのジミンさんが着ていた事により、ミュージックステーションへの出演が見送られる事態に。

徴用工問題で日韓関係の雲行きが怪しくなってきたこともあり、このTシャツを着ていたグループを非難する声が日本で高まっています。

この記事では、BTSメンバーが着ていた原爆Tシャツの意味についてと、一連の騒動についてお伝えします。

BTS(防弾少年団)のプロフィール

BTS(防弾少年団)

出身地 韓国
活動期間 2013年6月13日 –
レーベル 韓国 KakaoM、 日本 ユニバーサルミュージック Def Jam Recordings
事務所 韓国 BigHit Entertainment、日本 デジタルアドベンチャー

防弾少年団(ぼうだんしょうねんだん)は2013年6月13日にデビューした韓国の男性ヒップホップグループ。

メンバーは、ジン(サブボーカル)、シュガ(リードラッパー)、ジェイホープ(リードラッパー/メインダンサー)、アールエム(リーダー/メインラッパー)、ジミン(リードボーカル/リードダンサー)、ヴィ(サブボーカル)、ジョングク(メインボーカル/リードダンサー)の7人グループ。

BTS(防弾少年団)のジミンが着ていたTシャツの意味・デザイン

こちらがBTSのメンバーのジミンさんが着ていた『原爆Tシャツ』です。

このTシャツに書かれている文字というのが、

PATRIOTIS OURHISTORY LIBERTION KOREA

愛国心・我が歴史・解放の韓国

という意味で、我が歴史というのは日本統治時代の韓国を指していると推測されます。

さらにこのTシャツには原爆投下後のキノコ雲と、バンザイをしている人々の姿がプリントされていて、これは日本への原爆投下で韓国の人々が開放されたことを意味していると言われています。

そのことからこのTシャツは別名原爆バンザイTシャツと呼ばれています。

それだけではなく、「PATRIOTIS OURHISTORY LIBERTION KOREA」の文字の並びにも意味が込められているとか。

Tシャツには文字が6列に並んでおり、

PATRIOTIS OURHISTORY LIBERTION KOREA
PATRIOTIS OURHISTORY LIBERTION KOREA
PATRIOTIS OURHISTORY LIBERTION KOREA
PATRIOTIS OURHISTORY LIBERTION KOREA
PATRIOTIS OURHISTORY LIBERTION KOREA
PATRIOTIS OURHISTORY LIBERTION KOREA

こんな感じで、KOREAのKの部分を縦読みすると「KKKKKK」となります。

このKの文字の羅列は韓国では笑いを表現するときに使用するもので、日本でネット上でよく使われる「www」と同じ意味らしいです。

このことから、このTシャツは原爆投下された日本をあざ笑い、みんなで万歳しているという意味が込められていることが読み取れます。

日本人からしてみれば非常に不愉快なデザインのTシャツですね。

ちなみに韓国ではこの原爆Tシャツのことを「光復節Tシャツ」と呼んでいるそうです。

この「光復節」というのは日本ではあまり聞かない言葉ですが、韓国では、日本の終戦記念日である1945年8月15日が光復節にあたり、日本統治下からの独立や解放を祝う日ということで祝日になっているそうです。

日本が第二次大戦で敗戦した日が韓国では喜ばしい日とされているということですね。

原爆Tシャツを作ったのはどのメーカー?

今回の騒動の原因になった原爆Tシャツを制作したブランドは、韓国の「VJカンパニー」の“ourhistory”というブランドだそうです。

このブランドは自分たち(韓国)の歴史をテーマにしてるそうで、他にも反日を思わせるような商品をリリースしているとか。

原爆Tシャツを制作した会社は、今回のBTS(防弾少年団)がミュージックステーションへの出演見送りになった件について

「とても動揺した。防弾少年団に対して申し訳ない」

とコメント。また、このTシャツについては、

「若者たちのファッションに歴史意味を込めれば、歴史に興味を持ってもらえると考えてこのTシャツを作った」

「日本を貶めるという意図はなく、原爆が投下され、日本が無条件降伏し、韓国が解放されたという歴史の順序を表現するものだった」

とコメントしているようです。

BTS(防弾少年団)はナチスもネタにしていた?

原爆Tシャツ問題で日本から非難を浴びているBTS(防弾少年団)ですが、なんとユダヤ系団体からも抗議されているようです。

どうやらBTS(防弾少年団)は以前、ライブの時にナチスそっくりの衣装やナチス旗に似た小道具を使用していました。

他にもメンバーのRMがナチス親衛隊の記章がデザインされた帽子をかぶったり、ドイツのベルリンでホロコースト記念碑を背景に撮った画像をSNSにアップしたりしていたとか。

この問題について、ユダヤ系団体サイモン・ウィーゼンタール・センターが公式サイトでBTS(防弾少年団)を非難するコメントを掲載。

「広島・長崎の原爆被害者をあざけるTシャツを着ていたことは、過去をあざけるこのグループの最新の事例にすぎない」

「国連での講演に招かれたこのグループは、日本の人々とナチズムの犠牲者たちに謝罪する義務を負っていることは、言うまでもない」

とグループおよび所属会社に対して謝罪を求められる事態に発展しています。

BTS(防弾少年団)、一連の騒動に対して謝罪?

最近の一連の騒動を受けて、BTS(防弾少年団)の所属事務所が謝罪を表明したとのニュースが報じられました。

『BTS事務所が一連の騒動謝罪、米ユダヤ団体には書簡送る』

韓国の男性音楽グループ「BTS(防弾少年団)」の所属事務所は13日、過去にメンバーが原爆投下の場面がプリントされたTシャツを着用したり、ナチス親衛隊の記章をあしらった帽子をかぶったりしたことに端を発する一連の騒動について、不快感を与えたとして謝罪を表明した。

引用元:Yahooニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181113-00000174-spnannex-ent

BTS(防弾少年団)のオフィシャルHPにて、以下のような公式見解が掲載されています。

3. Big Hitは最近、提起された問題に関連し、次の通りお詫びの言葉をお伝え申し上げます。
● Big Hitは、原爆のイメージの入った衣装の着用に関連し、上記に明らかにしたように一切の意図はなく、衣装自体が原爆被害者の方を傷つける目的で製作されたものではないことが確認されたにも関わらず、当社が事前に十分な監修ができず、当社のアーティストが着用するに至ったことにより、原爆被害者の方を意図せずとも傷つけ得ることになった点はもちろん、原爆のイメージを連想させる当社アーティストの姿によって不快な思いを感じ得た点について心よりお詫び申し上げます。
● Big Hitはグラビア撮影時、過去のナチスの模様が入った帽子の着用に関連し、上記で明らかにしたように一切の意図はなく、当日、撮影に関わる全ての服装とアクセサリーは該当のマスコミから提供を受けたものであるにもかかわらず、当社が事前に十分な監修ができず、当社のアーティストが着用するに至ったことにより、過去、ナチスによって被害に遭われた方を意図せずとも傷つけ得ることになった点はもちろん、ナチスのイメージを連想させる当社アーティストの姿によって不快な思いを感じ得た点について心よりお詫び申し上げます。
● しかし、上記の事案に対する責任はアーティストの所属事務所として細部にわたる支援ができなかったBig Hitにあり、当社所属のアーティストは、数々の日程と現場の状況等を考慮するに、上記の事案の責任において関連がない点を明らかにいたします。

6. Big Hitはこの度、提起された問題を解決するために次のような措置を取っております。
● Big Hitは、日本と韓国の原爆被害者協会の関係者に接触し、現在、提起されている問題に対する説明および傷つき得た方にお詫びをしております。
● Big Hitは現事案について問題を提起した団体であるSimon Wiesenthal Centerに状況を説明し、本問題により傷つき得た方に対するお詫びを込めた書簡を発送しました。

引用元:BTS Japan Official Fanclub https://bts-official.jp/news/detail.php?nid=w4TvHt2q1gc=

BTS(防弾少年団)は海外でも人気が出てきているし、これまでの騒動は海外でもニュースになっているので早めに火消しに入ったのでしょう。

事務所側の対応としては賢明な判断ですね。

BTS(防弾少年団)、紅白出場は?

今回の原爆Tシャツ騒動により、BTS(防弾少年団)の紅白歌合戦の出場が見送られました。

それだけではなく、FNS歌謡祭、ミュージックステーション・スーパーライブへの出演も立ち消えになったとのことで、年末の音楽番組への出場はゼロという状態に。

ここ最近の10代の女子中高生人気による第3次韓流ブームの波に乗って日本でブレイクしているBTS(防弾少年団)ですが、このたびの騒動で雲行きが怪しくなってきましたね。

この騒動が収まってからどうなるのかは分かりませんが、むやみに歴史・民族問題にふれるような行為はやめるべきではないかと思いますが。

まとめ

今回はBTS(防弾少年団)の原爆Tシャツ問題についてお伝えしました。

歴史問題、民族問題はナイーブなものであり、特に芸能人のような人気商売をやっている人がうかつに触れるべきではないと思うんですよね。個人の思想、信条は別として。

彼らが今後も日本で仕事を続けたいのであれば、触れてはいけない部分に気をつけないと自分らが損をする結果につながるでしょう。

その結果が今回のMステ、紅白の出場中止ですよね?

今後はプロフェッショナルに徹して、ファンを楽しませるBTS(防弾少年団)であってほしいと願います。